このページではトヨタ ルーミー、タンク、ダイハツ トール、スバル ジャスティの4兄弟について紹介していきたいと思います。
OEM供給が多くなってきている時代ですが、4兄弟でしかも3つのメーカーから出ているなんてなかなか珍しい車種ですよね。
そんな私は2017年の12月より晴れてルーミーオーナーになっていますので、これから購入を検討されている人の参考になればと思い記事にしようと思いました。
4車種の違い
知らない人用に説明しますが最近人気でよく耳にするルーミー・タンク・トール・ジャスティという車種名ですが、この4車種は2016年11月よりダイハツで製造され、トヨタ、スバルへOEM供給され販売されていた996ccのトールワゴン車です。※現在タンクは販売されておらずルーミーに統合されました。
この4車種ですが、車の顔部分となるフロント部分(グリル・バンパー)のみの変更となっています。ですので、好きなメーカーやグレードで顔部分で見て選べばいいかと思います。
ちなみに新車販売台数順はと言うと、ルーミー→タンク→トール→ジャスティとなっているようで、ルーミーとタンクはトールに比べて3倍以上売れています。(自販連調べ)
購入できる店舗は?
- ルーミーはトヨタ(赤のお店)・カローラトヨタ(オレンジのお店)
- タンクはネッツトヨタ(青色のお店)トヨペット(緑のお店)
- トールはダイハツ
- ジャスティはスバル
でした。※現在トヨタは販売チャンネルの統合によりトヨタ車であればどこのお店でも購入が可能になりました
人気の理由
- 価格が安い
- 排気量の設定が絶妙
- 背が高く5人乗りで車内広々
- 安全性能
- 両側電動スライドドア
まずは人気の理由ですが、主に5つの理由があると私は考えています。
価格が安い
今や軽自動車でも、人気車種に色々装備をつけると新車で200万円を超える値段になります。
この4車種はそんな中、車体が150万円~200万円で買えるということで装備の内容や安全性能等考えると、軽自動車を買うよりいいのではないかと考える人が多いのではないかと思います。
排気量の設定が絶妙
この4車種は、1000ccクラスという軽自動車を除くと一番自動車税が安い排気量になります。軽自動車が10800円に対して、4車種が29500円です。
ライバルのスズキ ソリオ等の1500ccクラスになると34500円となるのでライバル車に対して税金面でかなり有利であると考えられます。
この排気量でいい車がないなぁと思って乗り換えれなかった人たちが一斉に乗り換えているのではないかと考えています。
さらに、免許を取って始めの一台にも非常にオススメできます。
税金も安いですし、軽自動車で安全面に不安のある方とかが選ぶのに最適な車種だと思います。
背が高く5人乗りで車内広々
普通車ですので軽自動車のように4人乗りではなく5人乗りになります。
この乗車人数の一人分って結構大きいですよね。
特に小さなお子さんがいる家庭では、軽自動車にチャイルドシート2台載せるとかなり狭いですよね?この4車種は普通車ですのでやはり余裕があります。
実際ディーラーで現車を見てもらうとわかると思いますが、荷室ではなく後席スペースを広く取るように設計されていますので、大人が後ろに乗っても全然窮屈ではないんですね。(足も余裕で伸ばせます)
その状態でもベビーカーを荷室に積み込めますので、子育て世代にも非常にオススメできる車種になると思います。
安全性能
普通車ということもあり、ボディに関しては軽自動車と比べるとはるかにしっかりしています。
オプションで衝突回避支援システム(スマートアシストⅡ)が64800円でつけれたり、全車標準でSRSエアバックシステムやVSC、TRC(横滑り防止機能)EDB(電子制御)付きABS(アンチロックブレーキシステム)もついていますので、安全性能は十分に高いと言えます。
両側電動スライドドア
このクラスでパワースライドドアが採用されているということに感動を覚えました。
スズキのソリオが一足先に採用して人気が出ていますが、ありそうでなかったのがこのサイズでの電動スライドドアです。
両側となるとオプション扱いになったりすることが多いのですが、一番下のグレード以外は両側電動スライドドアです。子育て世代には必須とも言える機能ですよね^^
実際使っていますが、非常にスムーズな動作で非常にオススメできます。他にもいいところは色々ありますが、特筆するならこの5つでしょうか。
こんな人にオススメ
記事書いていて思いましたが、やはり子育て世代にドンピシャな車ではないでしょうか。
あとはやはり初心者さんの最初の1台にもオススメですね!
bBの後継モデルということもあり、若い人にも人気が出るのではないかと思います。
最近大分街中で見かけることも増えてきましたが、販売台数もぐんぐん上昇していますので、これからさらに人気が加速していくのではないかと思います。
ルーミーのオススメのグレード!グレードの違いは?
私は納車前にルーミーのターボ有りと無しに試乗してきたので、素人目線でレポートしてみたいと思います!
私が試乗してきたのはXSグレード(NA)とG-Tグレード(ターボ)です。※NAとはターボ無しのことです。
まずグレードですが、X(NA)・G(NA)・G-T(ターボ)という非常にわかりやすい3つのベースグレードがあります。
G-Tグレードには標準装備でスマートアシストⅡがついています。NAグレード(X・G)にも、オプションでスマートアシストⅡを64800円でつけれます。
そのグレードがそれぞれXS・GSと表記されます。
さらに、G・GS・G-Tにはそれぞれカスタムグレードが存在していてそれぞれカスタムG・カスタムGS・カスタムG-Tと表記されます。
ですので、Xが一番安いグレード(146.6万円)になり、カスタムG-T(195.6万円)が一番高いグレードになります。
ですので、グレードはX・XS・G・GS・G-T・カスタムG・カスタムGS・カスタムG-Tの8グレード構成となっています(前から順にグレードが良くなっていく)
カスタムとの違い
カスタムグレードとの大きな違いは、外観が
- 専用アルミホイール
- 専用テールランプ
- 専用エアロ
- LEDヘッドライト、フォグランプ
内装が
- シルバー加飾つきインテリアパネル
- 撥水機能付きシート
- 本革巻きステアリング
となっています。一番安いグレードX・XSですと
- オートエアコン無し
- 内装が大分貧相
- 電動スライドドアが助手席のみ
- 2スピーカー
- 電動スライドドアが助手席のみ
- クルーズコントロール無し
となっています。
ルーミーのオススメのグレード
ただ乗れればいいというような人には安くてオススメできますが、一般的にはGグレードかGSグレードをオススメする形になります。
実際ディーラーでも売れ筋はこのグレードだそうです。
標準グレードが少しもの足りなく感じて、カスタムグレードに近づけようとして、LEDヘッドライトやフォグなどをオプション装備しようと思うと、値段がカスタムグレードと変わらなくなってしまいますので、そういう人は素直にカスタムグレードを購入したほうがいいと思います。
全車ナビはついておらず、オプション扱い(純正だと3種類の中から)となっています。ナビいらない人は12,960円でCD・FM/AMラジオ付きのデッキがつけれます。
自分自身乗り換えたくらいオススメできる車ですし、価格に対して装備も充実していて非常にいい車だと思うのですが、若干気になったところもありました。
試乗で気になった点
オススメしている車ではありますが、当然完璧ではありません^^;
試乗していて気になった点を個人的主観で紹介します。
見た目で気になったところ
まず外観のところでは、車好きな多くの方がカスタムグレードを購入したくなると思うのですが私が1つ残念に感じたのがドアノブの部分で、カタログだとメッキに見えるのですがこちらは全グレードシルバー塗装となっています^^;
あとは、アルミホイールがかっこよくないというところ。ダイハツが製造しているということでやはり軽自動車の感じが拭えないかなと感じました。
次に、エンジンルーム内を見たところ中スッカスカでした。笑
軽自動車のエンジンが少しばかり大きくなっただけですので、まぁ貧相なんですよね。見えないところなので気にする人少ないと思うんですが、車好きとしては非常に残念でした。
中がスッカスカということで遮音性に非常に不安を覚えて試乗を開始してのですが、思っていたよりは静かかなという印象でした。と言っても、高速でしっかり会話できるくらいは静かですよ!
もう少し手を入れても良かったのではと思いましたが、まぁ価格との兼ね合いもありますのでこの辺でメーカーが妥協したというところでしょうか。
次に内装ですが、こちらも軽自動車が広くなっただけという印象です。
特にかっこ良くもないですが、ドリンクホルダーや小物入れが多くあるというところは評価できます。
後席は大分広くて大人でもゆったりと乗れますが、シートはペラペラです^^;というのも後席のシートは完全にフラットにできる構造のため、厚みが出せないというのが正直なところだそうです。
広い広いと言いながらも気になったのが、運転席の左膝あたりの狭さです。
私は身長約170cmなんですが、シートポジションによっては左膝がセンター部分に当たります。
主婦の方ならいいかと思うんですが、大柄な男性とかだと狭く感じると思います。
ルーミーに自転車は乗るのか?
あと結構気になるのが、後席フラットにした時に自転車が乗せれるかどうかということだと思うのですが、ディーラー3つ回っての総評は26インチサイズまでなら理論上乗せれるという回答でした。
しかし、26インチで実際に乗らなかったものもあったそうなので、自転車のメーカーにもよりけりという感じだそうです。
乗り心地は?
最後に乗り心地ですが、こちらは通常使用する分には問題ないと言えます。
トールワゴン特有のふらつきも街乗りではほぼ気にならないですし、そこそこスピード出しても気になりませんでした。ただ、ターボグレードではリアにもスタビライザーが入っているせいか若干乗り心地が硬く感じました。
乗り心地気にする方は標準グレードの方がいいかも^^;
加速感は断然ターボに軍配が上がりましたが、街乗りメインなら標準グレードでもまぁ気にならないですね。
低速トルクを重視しているとのことで、実用域での十分なトルクは確保できていると感じましたが、メインカーでこの車を選択して高速とかガンガン乗るような人はターボ付きをオススメします。
スピード出した時や、フル乗車時の坂などでの余裕は結構違いました。
以上素人なりのレポートでした。あくまで私個人の意見なのでご参考までにm(_ _)m
他サイトさんでは結構ライバル車のソリオに軍配が上がっているみたいですが、見た目が気に入らないとか税金を少しでも安くと思う方は、この車も検討して見てほしいなと感じる1台ですね^^
納車のタイミングは?
さて購入を決めた人が一番気になるのが納車までの期間ですが、私が注文したのが2017年9月中旬で納車が2017年12月でしたので、注文から納車まで約2ヶ月半待ちでした。
2018年6月現在公式HPでは1ヶ月半くらいとアナウンスされていますが、ネットで見ていたり実際ディーラーに確認をとったところ3ヶ月くらいかかる人もいるみたいですので、気長に待つしかないようです^^;
なぜこんなに納車が遅れているのか?
人気が出ているのはもちろんなのですが、当初の販売目標よりかなり売れているようです。
あと、4車種すべての製造がダイハツで行われているそうで、製造が追いついていないそうです。
トヨタが製造すればもっと早く納車できるのでしょうが、コンパクトカーは1台あたりの利幅が少ないのでトヨタとしてはあまりやりたがらないでしょうね^^;
納車されて半年たった評価
まず我が家ではグレードはカスタムGでオプションはスペアタイヤ、ナビレディパッケージ、コンフォートパッケージのみで注文しました。
フロアマットは社外のものを別で注文しました。
走りの方はというと、街乗りではNA(ノンターボ)で十分ですね^^
しかしバイパス走行時の合流や、激しい坂道ではやはり力不足を感じます。登ろうと思ってアクセル踏み込むとエンジン音がうるさいです。
車内も広く、車両も重たいので仕方ない部分ではありますが、ここはライバル車ソリオ(1.2L)には大きく劣る部分だと思います。
内装についてですが、荷物も多く載せれますし収納も多いので、そこらへんに関しては一切不自由がないです。
前席のドリンクホルダーには紙パックも置けますので、個人的にはここもさりげなく評価できる点かと思います!
後席にサンシェードついてるのもいいです^^
好きな時に開け閉めできるので、日差しが嫌だけどフイルムはって暗くなるのが嫌だって人には嬉しい装備ですよね^^
小さな子供がいる家庭では、換気もできて日差しもよけれてとても嬉しい装備です。
あと、この価格でシートヒーターがつくのは素晴らしいと思っていました。
が、しかしこのシートヒーターですが、やはり安さもあり温度調節機能はありません^^;
スイッチを押すと一気に温度が上がっていって、一定の温度に達すると温度上昇が止まります。そしてまた温度が下がってくると勝手に温めだします。
ですので、任意の温度には設定できません。(ここはちょっと残念でした^^;)
まぁそれでもこの価格(22680円)でシートヒーターついてくるんだから文句は言ってられないですがね!
オプション自体の選択肢がそんなに多い車ではないので、基本的にはオプション装着するくらいなら1つ上のグレードを購入したほうがお得な車だと思います。
一見大きいように見えますが、運転してみると想像以上の取り回しの良さにびっくりすると思います。
近場移動なら抜群にいい車です!
我が家では最近めっきりアルファードの出動機会が減りました。笑
以上長々と書いてきましたが、総合的にみてやはり子育て世代にオススメの1台ですね^^
これから購入する方の参考になれば幸いです^^
コメント