日本の仕事車の代表車といえば「軽トラ」ですね。
私の義父の軽トラも仕事で使っているのですが、段差のたびに異音がするからなんとかしてくれとのことで、リーフスプリングの交換を行いましたので、解説していきます。
リーフスプリングとは
通常の車と違い、軽トラックなどの仕事用の車にはリーフスプリングというスプリングが使われることが多いです。
よく見るコイルスプリング(バネ形状)ではなく、板状のスプリング(板バネ)となっていて、重い荷物を運ぶのに適しているのが大きな特徴のスプリングです。
シンプルな構造で、劣化も少ないというメリットもあります。
リーフスプリングの寿命
リーフスプリングは、通常のコイルスプリングに比べて、耐久性は強いのですが、ブッシュと呼ばれるゴムの部分が劣化したり、10万キロを超えてくるとへたりが出てきたりします。※重い荷物を頻繁に運べばもっと早い
リーフスプリングにヘタリが生じると、段差などでの衝撃を吸収しきれなくなります。
そうなることで、ゴムでできているストッパーと車体部分が当たって大きな音がします。
義父の軽トラも14万キロくらい走行していて、最近段差を越えるたびに「ガンッ」というとてつもない音がしていたようです。
リーフスプリングの値段と交換工賃
リーフスプリングは新品で購入すると、5万円前後します。
今回はオークションで6万キロ走行の中古品を1万円で仕入れて交換しました。
交換は自分でもできるくらい簡単ですが、お店に交換を頼む場合は、15,000円から20,000くらいの工賃がかかるようです。
リーフスプリングの交換方法
リーフスプリングの構造は非常にシンプルなので、自分でも十分に交換できます。それでは交換方法の紹介です。
まずはジャッキアップです。
軽トラのジャッキアップポイントはリアのデフの部分です。
ジャッキアップができたらウマをかけていきます。
そうしたら、赤丸部分のボルト、ナットを外していきます。
まず一番最初に、ブレーキホースのボルトを外してフリーにできるようにしておきます。
次に左端のナットを表、裏共に外していきます。
次に右側のボルト、ナットを外していきます。
最後にセンター部分のナットを外せばリーフスプリングが外れます。
リーフが外せたら逆の手順で組んでいくだけです。部品点数も少ないですし、構造も単純なので是非チャレンジしてみてください。
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