ローダウンのメリット、デメリット!乗り心地はどうなる?

本格的に車のカスタムを始めようとしている方でまず思いつくのは社外ホイールへの交換だと思うんですが、社外ホイールに変えた後にローダウンをしようとしている方にはこれってオススメしなかったりします。

というのもローダウンをすることによってホイールが内側に入り込んでいくような足回りの構造もあるので、せっかくツライチに合わせて購入したホイールがツライチじゃなくなってしまう可能性があるからです。

どれくらい車高を下げようか決まっている人は、まずはローダウンしてからのホイール変更をお勧めします。まぁ車いじってるうちにどんどん下げたくなる病気にかかる人も多いんですけどね。笑

しかし予算にも限りがありますので、ローダウンにかかる費用ってどれくらいなのかって話をメリット、デメリットも含めてお話ししていきたいと思います。

目次

ローダウンのメリット

まず、ローダウンすることによるメリットですが

    • 車両の重心が下がることによりコーナーでの安定性が高まる
    • 空気抵抗を抑えられ高速走行時に車体が安定する
    • 車に乗り込みやすくなる(純正車高が高いミニバンなど)
    • カッコよく見えるようになる
  • 純正より好みの乗り心地に仕上げることもできる

などがあります。

ローダウンのデメリット

一方デメリットですが

    • 純正よりは乗り心地が悪くなりやすい(固くゴツゴツした感じになる)
    • 車のバンバーや車体の下をこする可能性が出てくる
    • 作業が専門的になるため工賃が高い
  • 部品代が高い(物による)

などがあります。

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ローダウンした時の乗り心地

一般的にローダウンすると乗り心地が悪化すると言われていますが、純正のフワフワした乗り心地が好きではない方はセッティング次第では乗り心地を自分の気にいった乗り心地にすることも可能です。

なぜローダウンすることにより乗り心地の悪化が起きるのかということですが、通常ローダウンとはサスペンションを短くすることによりローダウンをするのですが、車体が低い位置にくるということはそれだけ車体とタイヤが近くなるということです。

それに加えて車体が地面に接触する可能性や、ツラをギリギリに攻めたホイールのセッティング時にはフェンダーにホイールやタイヤが接触する可能性が出てきます。接触を避けるために縮みにくくするしか無いので、サスペンションを固くします。サスペンションが固くなることでゴツゴツした乗り心地になってしまうわけです。

これを避けるために車高調と呼ばれるパーツや、エアサスと呼ばれるパーツが存在します。

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ローダウンの方法

ローダウンの方法は一般的に合法、非合法含めて4種類あります。それぞれの費用や特徴について解説していきます。

    1. サスカット、ノーサス(非合法)

      まずは純正のサスペンションをカットする、もしくは抜いてしまうノーサスです。先ほど紹介したように車高を下げるためには、サスペンションを短くしなければいけません。一番簡単でお金のかからない純正サスカットですが、車検に通らなくなる上に乗り心地も最悪です。ジャッキアップした状態でサスペンションに遊びがあってはいけないと法律で決まっていますので、このサスカット状態では車検に通らなくなるのでこの方法は基本的には無しです。ノーサスなど論外なのがわかっていただけたと思います。

      ノーサスは抜群に車高が落ちますが、地面からのショックを受けるサスペンションがないということは車体そのもので衝撃を受けることになるので、乗り心地の悪化どころか車体にダメージを負いますので絶対やらないでください。

    1. ダウンサス(1万円~5万円)合法で一番安くお手軽にローダウンできるのがこのダウンサス(社外サスペンション)への交換です。スプリングのみを純正から社外品へ交換することにより、ローダウンができます。カスタム初心者さんが、まずローダウンとはどんなものかを試すため登竜門といっても過言ではないですね。メリットは費用が安いことですが、メーカーによってはサスペンションが固く乗り心地が悪化したり、個体差により車高が落ちすぎてしまって車検に通らなくなってしまうようなものあります。製造メーカーによりダウン量が決められていますので、車高のダウン量は選べません^^;
    1. 車高調(7万円~60万円)次に車高調キットです。こちらはサスペンションとショック(アブソーバー)がセットになっていて、自由に車高が調整できるものになります。何と言ってもミリ単位で自分の好きな車高に設定できることがメリットですね。しかし、構成部品も多いので、ダウンサスに比べると高価になります。減衰力付きのものだと乗り心地を手軽に変えれたりします。次に紹介するエアサスだと高すぎるので実際カスタムしてる方は多くが車高調を選択しています。全長調整式やねじ式調整式、倒立式や正立式と呼ばれるものがあったり、減衰力やバネの硬さストローク量、ダウン量など色々覚えて選べるようになると満足のいく車高と乗り心地を両方手に入れることができるようになると思います。実際これを全て理解できるようになるまでは時間がかかると思いますので、まずはお店の人の意見を聞いてみるのもいいかなと思います。安すぎると異音が発生したり、部品の磨耗が早かったりする場合もありますので、ここら辺の評判も実際使ってる人や、お店の方に聞いてみてから選んでみてください。これを部品単位でオーダーしてフルオーダーできる車高調なんてのも存在しますが、当然値段が高いです^^;
  1. エアサス(40万円~100万円)最後にエアサスです。こちらは、通常サスペンションの部分がエアバックになっていてエアーで車高が上げ下げできるなんて優れものです。一番のメリットは、いつでも車高が自由に上げ下げできることで、停車中は地面に着地するほどの低車高で段差のあるところでは車高を上げて普段使いも問題ないなんて使い方ができます。機械式や電磁式、2輪独立や4輪独立で値段も違いますが、サスペンションキットの中では最も高価なもので、初心者で手が出る人はそうそういないと思います^^;デメリットとしては、高額なことと、水抜きなどのメンテナンスが必要だったり、エアーの装填音が車内に鳴り響いてうるさいことでしょうか。定期的に部品交換が必要だったりとメリットが大きい分お金もかかります。よく純正のエアサスのように乗り心地が良くなると勘違いしている人もいるのですが、こちらはあくまで車高の上げ下げを目的としているため乗り心地を向上させるためのものではありません。

このように、様々な方法でローダウンはできますので、それぞれのメリット、デメリットを頭に入れて後悔のないように選んでみてください。

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