ダウンサスの取り付け方法(ストラット/トーションビーム)工賃は?

この記事では、現在多くの車種で使用されている足回り方式のストラット式とトーションビーム式でのダウンサスの取り付け方法をご紹介しています。

ダウンサスのメリットやデメリットはこちらの記事で紹介しています。

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ダウンサス交換時間と工賃の相場

ダウンサスの交換となるとプロにお任せするのが一般的だと思います。交換時間は1時間から2時間ほどです。基本的にピットで車体を持ち上げて作業することになるので、予約制となる場合が多いです。

足回りの構造にもよりますが、作業工程としては車体からスプリングとショックアブソーバーを一式取り外して、純正のスプリングとダウンサスを交換します。

慣れいれば大したことない作業ですが、しっかりとした設備と知識がないと危険がともなう作業なので、この記事を見て少しでも無理だなと思ったらプロに工賃を支払って作業してもらうことをオススメします。

その場合の工賃は15000円から30000円ほどになります。ディーラーよりも個人運営の整備工場や、カー用品店の方が安く済む場合が多いです。

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ストラット方式の足回りのダウンサスの交換方法

現在ほとんどの車種のフロントで採用されているストラット方式の足回りでのダウンサスへの交換方法を紹介します。今回の作業はトヨタ ルーミーで行なっていきますが、足回りの方式が同じであれば基本的に同じ方法で交換できますので参考にしてみてください。

まずは安全な場所でジャッキアップします。スタビライザーが効いた状態だとスタビリンクが外れませんので、両輪同時に上がるように持ち上げます。

裏技ですが、どうしても片側しか上げれないような場合は、ジャッキアップ前に先にスタビライザーの固定ボルトを外してしまうことでスタビライザーが効くのを防ぐという方法があります。※この方法は車種によりスタビライザーへのテンションのかかり方が異なり多少危険を伴いますので、あまりオススメはしません。

ジャッキアップが終わって安全な作業状態が確保できたら、ボンネット内のストラットの上側の真ん中のナットを緩めておきます。完全に緩めて外してしまわないように注意してください。この作業は、あとで行うショックとスプリングの分解作業を少し楽にするために行いますので、インパクトレンチを持っている方は行わなくてもいい作業です。

キャップがついている場合はこれを外せば見えます。赤矢印の部分です。

そうしたら、ローターの下側のアームをジャッキで支えておきます。ジャッキが2個ない人は車載ジャッキを使うといいです。

この作業をしておかないと、ローター等が手前に倒れてきて最悪ブレーキホースが外れたりしてしまいます。取り外し後に組み込む時もジャッキで持ち上げながら作業すると楽にできます。

そうしたら、足回りの各部品を外していきます。順番に優先はないですが、紹介する順番で外すことをオススメします。

緑丸はブレーキホースを固定しているボルトなので、取り外し後は無理なテンションがかからないようにしておきます。

赤丸は左右のスタビライザーを繋いでいるスタビリンクの止めボルトです。上側のみ取り外せばOKです。共回りしてしまうような車種は、真ん中の六角部分を固定しながらナットを取り外します。

先ほど紹介した通り、片側のみ持ち上げたりしていてスタビライザーにテンションがかかった状態だと外れませんので注意してください。

青丸はロアブラケット固定ボルトです。ここが一番力がいると思いますので、場合によってはCRCなどを吹きつけながら取り外していきます。

下側の各部品が外れたら、上側のショックを固定している青丸のナットを外していきます。

これを緩めきるとショックが落ちてきますので、人手がある場合は1人が下側でショックを支えてもらって、もう1人が上のナットを緩めると安全です。

1人で作業する場合は、片側でショックを支えながらもう一つの手でナットを緩めます。部品自体は結構重いので気をつけてしてください。

ショックが取り外せたらスプリングコンプレッサーという工具を使って純正のスプリングを縮めていきます。交互にボルトを締め上げていき、均等に縮めていきます。縮みきるまでが結構大変なので、ラチェットレンチがあると便利です。インパクトレンチがある人は一瞬で作業終了します。

均等に締め上げないと、スプリングからスプリングコンプレッサーが外れたりする可能性があり非常に危険です。

スプリングに遊びができるくらい縮んだら、先ほど紹介した上側のナットを縮めて純正のスプリングを取り外していきます。

純正のスプリング(左側)とダウンサス(右側)の比較です。短い分車高が低くなるということです。

純正サスについている線間密着防止用のラバー(画像でいう茶色のやつ)もダウンサスに移植しましょう。これによりバネ同士の接触を避け、異音防止につながります。

また、ダウンサス組み付け時もスプリンクコンプレッサーで多少縮めておいてショックに組み込みんでいきましょう。

組み込みが完了したら逆の手順で車体に戻して作業完了です。

手順としては、ショック上部を仮締めして下側の部品を全て組み付けたら本締めしていくといいです。ロアブラケットの固定ボルトを入れるときは、下側を支えているジャッキ等で高さ調整すると楽です。

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トーションビーム方式の足回りのダウンサスの交換方法

続いて現在多くの車種のリアで採用されているトーションビーム方式の足回りでのダウンサスへの交換方法を紹介します。

フロントのストラット方式に比べて構成パーツも少なく、ショックアブソーバーとスプリングが別体になっているため交換はこちらの方が楽です。

ジャッキアップが終わって安全な作業状態が確保できたら、ショックの下側を別のジャッキで支えておきます。この作業をしておかないと、スプリングの反発力があり非常に危ないです。

ジャッキで下側を支えたら、ショック下側を固定しているボルトを外していきます。

外れたら画像のようにジャッキがショックを支えてくれます。

左右を繋いでいる車軸部分を下に引っ張りながらバネを引き抜きます。

バネが引き抜けたらダウンサスへ入れ替えて作業完了なのですが、バンプラバーのカットを忘れずに行いましょう。カッター等で簡単に切れます。

なぜこの作業を行うかといいますと、ダウンサスに交換するその分車体が沈みます。

するとこのバンプラバーと車体が接触する可能性が出てきます。これをバンプタッチなどと呼びます。ダウン量にもよるので必須作業ではないのですが、バンプタッチするとなかなかの衝撃と音が車内に響きますし、車体へのダメージにもつながります。

乗り心地向上のためにも行なっておきましょう。

赤丸のようなゴムのパーツは付け替えましょう。

その際、スプリングの端っこがしっかりと止まる位置にセッティングしましょう。

交換したらジャッキで車軸の高さ調整をしながらショックを固定して終了です。

ビフォーアフターです。ビフォー状態ですとタイヤとフェンダーのスキマがあります。

ダウンサス装着後はスキマが少なくなっているのがわかると思います。

ダウンサスだと大体20ミリから50ミリくらいのダウン幅ですので、これ以上のローダウンを求める場合は車高調かエアサスを選ぶことになりますので参考にしてみてください。

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ダウンサス交換に必要な工具

最低限必要になるのは車種にあったサイズのレンチ類、ジャッキ、スプリングコンプレッサー、リジットラックです。あると便利なのはラチェットレンチもしくはインパクトレンチです。

手順や知識もそうですが、それなりに工具も必要になりますので、挑戦するにしてもある程度上級者の人に限定されてしまうとは思いますが、その分工賃も浮きますので工具を揃えてみてもいいかもしれませんね。

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