今日は、車の配線の色や太さについての記事です。車には多くの配線が使われていますが、この色や太さって適当に決められているわけではないんです。
自分でメンテナンスやカスタムをしていく人にとっては知っておいて方がいい知識ですので、是非覚えてみてください。特にカーナビやデッキを自分で取り付けようとしている人は知っておいて方がいいですね。
配線の太さの意味
まず配線の太さについてです。
配線の太さには、その太さに対する電流を流せる最大値が決まっています。大量の電流を流すのにめちゃくちゃ細い配線を使えば発熱して最悪の場合火災になってしまいますので、配線の太さの選定はかなり重要になってきます。
配線の太さの規格
配線の太さはsq(スケア)や、AWG(ゲージ)という単位で表記されます。
sq(スケア)というのはJIS規格です。配線の断面積によって定められています。
AWG(ゲージ)というのはアメリカの規格で太さを表す単位ということに違いはありません。
自分でメンテナンスやカスタムをする上で非常にややこしいのがこのsq(スケア)とAWG(ゲージ)で数字の大きさが違ってくるんですね。
通常国内の電装品の取り付けはsq(スケア)表記の配線を使うことが多いのですが、カーオーディオ(ナビやスピーカーに使う線)になるとAWG(ゲージ)表記が使われていたりするので両方知っておかないといけません。
ですが、さすがに全部頭に入っている人はプロでもまずいないと思うので、通常車に使われる範囲以内の太さを早見表にまとめてみましたのでごらんください。
配線の色の意味
次に配線の色ですが、こちらはメーカーにより色々な色分けがされているため一概に定義がないです。ですが、追加でつける電装品等は通常プラス側が赤、マイナス側が黒の配線を用いられることが多いです。
さらに市販されているカーナビゲーションや、カーオーディオ等については大体色が同じなのでこちらも参考程度に一覧表を載せておきますのでごらんください。
追加のカー用品を取りつけたり、既存の配線を加工したりしてメンテナンス、カスタムを行う場合は確実にバッテリーのマイナス端子を外し安全を確保し、配線の種類についてもメーカーに確認するかテスターを当ててその配線に種類が間違いないことを確認してから使用してください。
配線は一歩間違うと車両火災に繋がる危険があるため、十分な知識を持って作業を行うようにしましょう!