この記事では、ALPINE(アルパイン)のナビでの音質調整機能の一つである「タイムコレクション」について設定方法を紹介します。
タイムコレクションとは、他のメーカーでは「タイムアライメント」などと呼ばれている音質調整機能で、音楽を聞く上では複雑な車内の環境で、各スピーカーから出る音を意図的に遅延させることで、同じ距離から出る音と錯覚させる機能です。
詳しくはこの記事で紹介しています。
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タイムコレクションを設定、調整することにより自分の目の前で歌手が歌ってくれているような音に変化させることができるようになります。
当ブログではこの記事の他にもDSP(音質調整)機能の調整方法について記事にしています。
こちらの記事に効率よく調整できるようにまとめてありますので、気になる方は参考にしてみてください。
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タイムコレクションの設定方法
まず、実際の設定方法ですが、厳密に言うと乗車人数でも聞こえ方は違ってきますので調整時は、窓ガラスは全て閉じた状態で調整時は1人で行うのが基本とされています。
ですので、なるべくその状態で設定して下さい。(窓が開いていると反響の仕方が変わるため)
測定方法
数値の入力に必要な距離を図らなければいけませんが特に難しいことではなく、運転席に座り耳から各スピーカーまでの距離をメジャーなどで測定します。
ミニバンとかのリアスピーカーまでなどの長い距離の測定を一人でやるのは意外と難しいので、誰かに手伝ってもらった方が確実なデータが取れます。
プロの方なんかはレーザーポインターのようなもので正確に距離を測ります。
タイムコレクションの設定、調整方法
測った数値をもとに入力していきます。まずはMODEボタンを押してください。
次に詳細設定1を押してください。
次にT.CORRを押してください。
そしたらこの画面が出てくると思うのですが、赤線部分の単位がmsになっている人は左下の補正距離というところを押してください。
別にこのままでも補正はかけれるのですが、計算が面倒なので、変更をすることをオススメします。
そうしたらこの画面に切り替わると思いますので、実際の数値を入力していきます。
単位がcmに変わっていればOKです。
実際入力するとこんな感じになります。
この場合の数値は、一番遠い左フロントを基準とした場合、右フロントまでの距離の差が40.8cmという意味になります。
例えば、左フロントまでの距離が150cmだとしたら、右フロントまでの距離は109.2cmとなります。
この40.8cm分右フロントの音を遅らせることにより、左フロントスピーカーとの距離差を擬似的に同じ距離にしてくれるというわけです。
ちなみに一応説明しておきますと、先ほどのmsというのは音速の単位で、計算方法は、左フロントまでの距離(1.5m)− 右フロントまでの距離(1.092m)=0.408m0.408m÷343×1000=1.189msとなります。
これにより1.2ms右フロントスピーカーの音を遅らせるわけです。
この計算がメンドくさいので単位を距離差のcmに切り替えた方がわかりやすいかなと思います。
これを基準に実際出ている音を微調整してみて、納得のいく設定を試してみてください。
いかがだったでしょうか?カーオーディオは調整だけでも満足のいく音に仕上げることができます。
当ブログでは、他にもカーオーディオについてたくさんの記事を書いています。
カーオーディオに興味が出てきたけど、何から手をつけていいか分からないという方へ向けてカーオーディオカスタムの始め方【完全初心者向けの手順書】という記事にまとめてみました。
この記事を見れば、プロショップに言われるがままに高額な費用を払うリスクを減らせます。
しっかりとまとめたため少しボリューミーな内容になってしまいましたが、お時間のある時にでも参考にしてみてください^^
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